1つのチケットになんでも放り込んでくるのはやめましょう
このエントリーは、「Webディレクション Advent Calendar 2015」6日目の記事です。
エントリータイトルでほとんど言いたいことが完結していますね。
昨今のWebサイト制作なんかのプロジェクトでは、なにかしらプロジェクト管理ツールを利用するのが一般的です。
RedmineやJIRA、Backlogあたりが一般的でしょう。
これらのツールでは、まずはじめにチケット(課題)を立てるところからそれぞれのタスクがはじまります。
Redmineの日本語サイトでは、チケットについて以下のような記載があります。
チケットはRedmine上でタスクを管理するのに使われます。実施すべき作業、修正すべきバグなどの一つ一つのタスクをRedmineのプロジェクトにチケットとして登録します。1件のタスクにつき1件のRedmineのチケットを作成し、タスクの内容・優先度・担当者・期日・進捗状況などを記録できます。
「1件のタスクにつき1件のRedmineのチケットを作成し」というのがポイントですね。
たとえば、「トップページのデザイン」という名前のチケットがあったとして、そのチケット内でサイトマップのお話しはするなということになります。
しかし実際には、「トップページのデザイン」という名前のチケットでサイトマップのお話しをしてきてしまうような人がすっごく多いんですよ。
ホントにやめてほしいです。
そういう場合には、別途「サイトマップに関して」などのチケットを立てて、そちらでお知らせいただきたいものです。
ステータス(状態)や担当者を適切に変更しない人もすっごい多い
また、ステータス(状態)やチケットの担当者を変更しない人もすっごく多いです。
ステータスはチケットの進捗状況を表します。
Backlogでは以下の4つの状態があります。
- 未対応
- 処理中
- 処理済み
- 完了
これを適切に変更してくれない人が多いため、未対応状態のままだけど実は完了しているチケットであふれかえっているプロジェクトも珍しくないでしょう。
ステータスの未変更よりも悪質なのが、担当者を変更してくれない人です。
こういうツールに慣れている人の場合、自分がどのタスクを行うべきかを記憶している人はほとんどいないでしょう。
ツールで補完できる部分は、完全にツールまかせにしている人が結構多いと思います。
ただ、実際のプロジェクトでは担当者を適切に変更してくれない人が結構多いので、自分が行うべきタスクをスルーしてしまい、後々に不要ながんばりが必要になるプロジェクトも多々あります。
とりあえず、ツールはちゃんと使ってください。
メールの件名が「Re:昨日はありがとうございました」でプロジェクトが進んでいく時代ではありません。
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