コンディショナルコメントは実際どうなんでしょうか?

マークアップ界隈でとりわけ海外の先駆者の方々は、クロスブラウザのためのCSSハックを嫌い、IEにだけコンディショナルコメントを利用する傾向にあるなーと感じます。

今月号で100号をむかえたWeb Designingの中で、日本における(X)HTML/CSSの先駆者である大藤幹さんもこの辺の記事を書いておりました。

全体的にコンディショナルコメントを推奨する方の意見としましては、「文法エラーになるようなCSSハックはするべきでない」「前方互換性を考えたときに現在利用出来るハックがそのまま通用する保証がない」などがあり、確かにおっしゃることはわかります、と感じます。

さて、ではそもそもコンディショナルコメント自体はどうなんでしょうか?マイクロソフトからの最新の正式発表で変わっているのか定かではありませんが、CSS Nite Vol.18において、マイクロソフト:Windows開発統括部の五寳匡郎さんは以下のようなことを言っておられました。

「IE開発チームとしては、コンディショナルコメントの使用を強くオススメはしない。あくまで最後の救済手段としてのもの。」

さらにこれは「五寳さんによる個人的な見解というわけではなく、マイクロソフトの公式コメントということですよね?」ということをCSS Nite主催:鷹野さんが確認し、「その通りです。」というような回答をしていたのを覚えております。

ということで、僕の中でコンディショナルコメントはあくまで最終的な救済手段でありまして、概ねスターハック(* html セレクタ { … })や、*:first-child+html セレクタ { … }を利用してIE対応をしております。

とはいえ最近では、コンディショナルコメントを利用しているサイトも多いので「その後マイクロソフトから新たな見解が出たのかなー?」と興味津々なのですがいかがでしょうか?ご存知の方がいらっしゃいましたら教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします!

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