ITアーキテクト特別セミナー 「エンタープライズ・リッチ・クライアント」へ行って来ました。
ITアーキテクト特別セミナー 「エンタープライズ・リッチ・クライアント」
というものに行ってきました。ので、その感想というかまとめというか。(超簡潔・乱雑に列挙してみますw
会場(オーディエンス)
普段は、フロントエンドよりのセミナーに行くことが多いので、会場にはラフな格好をしている方が多いのですが、本日は回りが皆スーツでした。
最後のセッションで、ソシオメディアの方が「デザイナーという方は(挙手)?」という時に、一応そっちよりということで挙手したのですが、自分を含めて3人しかいませんでした。
もちろん、スピーカーの方もバックエンドよりの方がほとんど。という中でのお話です。
Webの今後
UX(ユーザーエクスペリエンス)と昨今声だかに叫ばれています。
ある程度予算を出すことが出来て、ターゲットユーザーをある程度絞り込める(社内業務アプリケーションなどが代表)場合は、間違いなく今までのWebアプリケーション(HTMLベース)から、よりリッチなアプリケーション(Adobe AIRなど)へシフトしていく。
HTML・Ajaxでは技術的に制約が多すぎるので、Flash・HTML・Ajax・Java(C++などプログラム)などを駆使したリッチアプリへシフトするよということ。
※より汎用的に、誰でも簡単に利用できて、そもそもより多くの人に利用してもらうことが目的な場合(B to Cで多い)はそんなこともないかな…。
プログラミング(・スクリプティング)が全てなのか?
まったくもってそういうことにはならない。というか、最近の傾向としては、より「デザイン」という部分に興味が向いている傾向にある(書籍の売れ行きなどから考えて)。
結局最終ゴールは、より優れたUXの提供ということなので、バックエンド側がいくら良くても(まぁ、優れていなければいけないですが)、実際にユーザーが操作するフロント側が優れていないといけないということですね。
機能的に考えればめちゃめちゃ優れていたとしても、実際に利用出来なければあって無いようなものですしね。
じゃ、デザインがより重要なの?
いえいえ、裏側も知らずに、突拍子も無いデザインをした所ではどうにもならない訳で…。
ということは?
全体的な感想としては、昨年位から方々で聞くことですが(実際には2004年位から問題が顕在化していたらしいのですが)、バックエンド側とフロントエンド側の垣根を低くしていくことが重要ですよね、ということかな。
Adobe AIR やMS Silverlight なんかも、そんな問題を解決するために生まれて来ているということを聞いて、「おー、言われてみればそうですね」と。
リッチクライアント
「リッチクライアントが、ビジネスロジックと、UIを切り離すことを可能にする」という一言が印象的でした。
Web標準が叫ばれた時代に、文書構造と見栄えを切り離すと言われていたことに似てるなぁと思いました。
その他
将来的にWebの未来は、現在のようにブラウザからアクセスされるという前提は無くなりますと、いつか長谷川さんがおっしゃっておりましたが、既に遠い未来の話ではなくて、足元まで来ているんですよね。
と言っても、完全にそちらだけになるのではなくて、今のHTMLベースのアプリはそれはそれで無くならずに、道が分かれていくのだろう…。
うーむ。いろいろと勉強しなくては。
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