やっぱりXMLか。

先ほど、ドリの検索を行った後に、その結果をXMLファイルとして出力出来ることに気が付きました。

【キャプチャー画像】ドリで検索を行った後にXMLファイルを出力するアイコンの説明

ちょうど、出力結果を他の方にもご覧になっていただきたかったため、XSLTとCSSを使って、見やすいようにしてみた次第です。
同じような検索をした場合であれば、同じようなXMLファイルが出力されるはずですので、今後も同じような需要があればとても便利な訳です。

そんなことをしたのですが、ふと「やっぱりXMLってすごいよね」と思った訳です。
ドリなどのアプリもXMLで作られている訳ですし、いやアプリ開発とかまではいかなくとも、僕はマークアップを主要業務とする人な訳ですから、(X)HTMLがどうのこうのと言う前に、XMLを理解してしまえば、何かと強みになるような気がします。

ウェブデザイン(というかWebサイト制作)という局面からXMLを考えてみてもたくさんメリットがありますが、ここでは二つを紹介しておきましょう。

  1. まず一つ目メタデータなどの(X)HTML回りの技術を理解しやすくなるということです。普段メタデータというと、RDFとかRSSとかFOAFなどのキーワードで語られる事が多いアレのことで、ざっくりと言ってしまえば、そのデータがどんなデータなのか?というのを簡単に説明しているものとなります。昨今(というかちょっと前の)ブログブームの際に、RSSが世に認められることとなり、一気に普及したと言えるでしょう。
    では、このRSSのことを勉強しよう!とGoogleなどで調べてみると、なんかRSSはXMLらしいということまでは簡単に分かるのですが、XML自体を全く理解していないと非常に多くのクエスチョンマークが頭にともります。
    W3Cによって、現在制定が進んでいるXHTML2.0やHTML5は、広義の意味ではどちらもXMLとなります。それを考えると、今後登場してくるあらゆる技術やサービスもXML形式となることが予想されますので、XMLを理解しておくことは強みとなる訳です。
  2. 続いて二つ目は、品質チェックとしてのXMLです。(X)HTMLのバリデーターとしてはW3Cが提供する「The W3C Markup Validation Service」などが有名ですが、(X)HTMLの仕様自体がとても曖昧なものですから(例えば、通常の文章もリード文も同じ p 要素など)、納品物の品質チェックという点では別途人間の目による作業が発生してしまいます。
    その点、XMLでは、XML Schemaという仕様が用意されています。SGMLの時代には、DTDという規則が定義されていて、(X)HTMLを記述する際には、DOCTYPE宣言で利用するDTDを宣言していました。XMLでも同じようにXML Schemaを利用することで、約束事を決定できます。XML Schemaでは、DTDでは実現出来なかった、データ型の厳密な定義(数値なのか、文字列なのかなど)や名前空間の利用が出来るようになっており、より厳格なルールを設定することが出来るという訳です。
    実際に行おうとするととても大変な事にはなるでしょうが、XHTMLとXML Schemaを利用することで、一つのWebサイト毎で個別のルールを設定することが出来るようになる訳です(例えば、class=”number”というクラス属性が設定されている要素は数値しか持つことが出来ないなど)。近い将来、各種ツールが発展していけば、オリジナルXML Schemaを介してのバリデートなんかも普通のことになって行くかもしれませんね。

そんなこんなで「XMLマスター」について調べてみると、「XMLマスター:ベーシック」というのが、どうも僕が考えていたような知識を持っている人の資格に思います。
よし、これを取得しようと思うのですが、XMLマスター:ベーシックの試験内容を見ましたら、結構凄いですね。これ。

うーむ。
でも凄い必要な気がして来た!!

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